幼い子供が大好きなお手伝い・・・してもらいたいけど、手がかかるんですよね。
数年後に戦力になるようになれば、お手伝いをお願いしても嫌がられ・・・なんだか報われません。
やはり幼いころからお手伝いの習慣づけは大切だと思います。
確かに手がかかりますが、数年後の自分への投資、子供の家事能力を高めるためだと考えて、お手伝いをしてもらいましょう。
忙しいワーキングマザーにおすすめなのは「キッチン育児」です。
帰宅してからキッチンに立つ時間はかなり長いですよね。子供もママがいつも立っているキッチンには興味深々のはずです。
準備は簡単、汚れてもいいように数枚新聞紙を重ねて敷きます。
その上に椅子など倒れにくいものに立たせて、キッチンの作業台に手が届く高さにしてあげます。
最初のうちはそれだけでご機嫌になってくれますので、あなたが夕飯の準備をしている間、そのまま立たせて見学させてあげましょう。
あなたも愚図られず、隣りに子供がいてくれると楽しく料理ができるでしょう。
「自分もやりたい!」と言い出したら、危ない事以外はやらせてあげましょう。
勿論時間はかかりますが、その間あなたは料理を続ければいいのですし、何より子供が愚図らないのは精神的に楽です。
危ない事・・・といってもある育児本では「1歳から包丁」を勧めています。
これは怪我をする可能性もありますので、親の判断となりますが、子供用の怪我防止の包丁もある事ですし、一度検討してみてはいかがでしょうか?
ただ包丁をもたなくとも、子供でもやれることは沢山あるものです。
・野菜を洗う
・ジャガイモなど根野菜を丸めたアルミホイルで皮むき
・しめじなどをばらす
・ゆでたジャガイモや卵をマッシュする
・レタスやパセリをちぎる
・ハサミを使って小口ネギなど柔らかいものを切る
・プチトマトやイチゴのヘタを取る
・洗剤を使わない簡単な汚れの皿洗い
これらは1歳の幼児でもできますので、簡単なことから始めてみましょう。
また料理をさせるだけでなく、子供の夕食時に隣に座る時間がないのなら、キッチンで食べさせるという手もあります。
キッチンに子供の食事用チェアを持ってきて、食べさせながら夕食を作ります。
ご飯だけでも先に出し、おかずは出来上がったものから「どうぞー」とお皿に乗せてあげるのです。
子供一人で食事を取らせることは避けたいもの。どうしても時間が取れない時はこの方法で乗り切りましょう。
時短以外のメリットもあり、子供はどうやってこの料理ができるのか、見ることで学びます。
料理の過程をみることで、普段は嫌がる野菜も食べてくれることもありますよ。
このように「キッチン育児」は、夕飯作りの時間を子供との触れ合いの時間、教育の時間にも変えてくれます。
子供と楽しみながらのキッチンでは、きっと充実した時が過ごせるはずです。
「忙しいから、時間がないからやらせない」ではなく、忙しく時間がないからこそのキッチン育児なのです。